ふるさと納税の威力~私立高校の子を持つ親の場合

*注)令和2年度東京都の「私立高校修学支援金」と「私立高校授業料助成制度」は、今までの住民税所得割額ではなく、区市町村民税の課税標準額を基に算定するよう変更になってます。



ふるさと納税で寄附をすることにより、令和元年度の40万円近い助成金等を受けることが決定しました。



この金額は、多くの人にとっては手取り月収以上だと思います。



私立高校に子どもを通わせている方は、利用できる可能性があるので、知っていて欲しい方法です。



実は私も、もっと前に知っていれば良かったと思っています。



● 「ふるさと納税」と地方税の関係


ふるさと納税で寄附をすると、実質2,000円の負担でお礼の品を受け取ることができます(限度額内の寄附の場合)。



また、ふるさと納税のワンストップ特例制度の要件にあえば、申請することで住民税などの地方税が控除され、税額(所得割額)を下げることができます。



この、住民税の額を下げるということが、私に40万円近い利益をもたらしました。



● 私が子どもを私立高校に通わせられたワケ


私が利用した制度は、「私立高校修学支援金」と「私立高校授業料助成制度」です。



夫からの養育費を始めとする生活費が支払われない経済的なDVも長期にありました。



でも、多くの助成制度などは世帯年収で対象になるかどうかが決まります。



すなわち、夫と私の住民税などの所得割額で決まります。



結果、実際にはわずかな金額で生活しているにも関わらず、夫の年収が算入されるので、そのまま申請すれば対象外になるのです。



そこを、このふるさと納税の制度をつかうことで、住民税所得割額を下げて、助成の対象内にしていたという訳です。



40万円もですよ。すごい事だと思いませんか?



ふるさと納税の寄附は、私立高校に通う子を持つ親は特にやっておいた方が良いと私は思います。



ことさら共働きだと、年収がある程度あるので、助成金等の対象になるのか微妙な感じになることも多いと思います。



ふるさと納税の控除額上限をシミュレーションで調べ、その範囲でやっておくことが、来年の学費捻出になるかもしれません。



●令和2年度「私立高校授業料の実質無償化」にむけて


私立高等学校等に通う子どもが、安心して勉学に打ち込めるよう、今年は私立高校の授業料の実質無料化をさらに進めるようです。



現代的には高校進学が一般的になっています。



より多くの子どもの教育の機会が充足し、子どもの貧困の世代間連鎖に歯止めをかける策になればいいと思います。



また、今後に向けては、DV避難中の婚姻関係を清算出来ずに困窮する母子に、収入などでは表せない配慮をしてもらえる世の中になることが、私の願いです。



   令和2年1月16日 白雪


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